アメリカで飛行機に乗り遅れたら?対処法・補償など体験談紹介|諦めるなんてもったいない！

アメリカでの飛行機乗り遅れ対応策・対処法まとめ

目次【本記事の内容】

1.天候不良のケース
2.チェックイン荷物があって乗り遅れたケース
3.機材不良のケース
4.税関のケース
5.まとめ

天候不良のケース

意外と柔軟に対応してくれる

結論から言うと、意外と柔軟に対応をしてくれる場合が多いです。

とりあえず航空会社のサービスカウンターで、何か理由を見つけてから振り替えを懇願しましょう。

うまく行けばキャンセル扱いにして費用が全額戻ってくる可能性があります。

アメリカに来てこれまでに４回飛行機に乗り遅れましたが、そんなに何度も飛行機に乗り遅れる人もいないと思うので、それぞれどんな状況に陥ったかシェアしていきます。

アメリカ格安航空会社ジェットブルー / JetBlueで乗り遅れ

乗り遅れの経緯

予約したチケットは金曜PM9時オーランド発プエルトリコ行き、日曜戻りの往復航空券でした。

アメックスプラチナカードでもらった15000ポイントと手数料$22程度を払ってゲットしました。

JetBlueは格安航空会社LCCの一社ですが、少し料金が高い代わりに顧客満足度を高めている優良なエアラインです。

他のLCCの格安マイルチケットは非現実的な日程が多いのですが、JetBlueは比較的安く選択肢が多くあります。

JetBlueのマイルが貯まるアメックスプラチナの紹介はこちら

遅延発生

アメックスプラチナの特典プライオリティパスを使ってラウンジに入るため、搭乗の2時間程度前に空港へ到着しました。

セキュリティを越えたところで、悪天候のために5時間程度の遅れが発生していることが判明し、ラウンジは満席で入れませんでした。

仕方なくターミナルの床に寝そべって、AM2時発へと遅れた便を待ちました。

ラウンジが空いたと携帯に連絡が入り、ご飯を済ませ、ラウンジが閉まる11時まではラウンジで待機しました。

次の日早朝のアクティビティに備え、少しでも睡眠時間を確保しようと、目覚ましをセットして寝ることにしました。

その後、出発がAM1時へと繰り上がりましたが、あまり深く寝付けなかったことが幸いして、時間の変更にちゃんと気づくことが出来ました。

襲い掛かる睡魔

搭乗時間の12時に搭乗ゲートで待っていましたが、呼び出しが行われません。

さすがに眠たくなってきて、カウンターの目の前だから気づくだろうと、うたた寝をしてしまいました。

次に目が覚めたのは12時半でした。

慌ててカウンターのところに行くと、ファイナルコールは終わったとのこと。

完全にやらかしました。

JetBlueカスタマーカウンターで懇願

そもそも、遅れたり繰り上げたりされたせいだと無理やり自分を正当化し、カスタマーカウンターに向かい、当然の権利のように懇願しました。

AM2時出発だと思ってきてみたらAM1時に繰り上げられていたので乗れなかった、という論法です。

空港全体が騒然ぎみであったこともあり、あっさり別の便への振替をしてくれました。

Aquadilla行は翌日でしたが、San Juan行なら遅延の遅れでまだ残っており、振り替えてもらうことが出来ました。

タダです。

Aguadillaまではどうやって行くのかなどの確認もありましたが、レンタカーと答えるとそれ以上は何も言われませんでした。

もともと航空券が安いからAguadillaにしただけで、どっちでも良かったのです。

何らかの理由を講じることにより、乗り遅れでも振り替えてもらえることはよくあるみたいです。

天候不良によるキャンセル

災難は続くもので、振り替えてもらった便がキャンセルになってしまいました。

アナウンスの直後、大勢のお客さんが大きなため息をついて、チェックインカウンターの方へ向かっています。

一部のお客さんは文句を言ったり、状況を呑み込めていない様子でした。
どうやら、全員一律チェックインカウンターで手続きをしなければならないようです。
とりあえず急いで空港入り口へ向かいました。

既に30分程度の列になっていましたが、自分の後ろにぞくぞくと列が伸びていきました。
搭乗口で文句を言っていて出遅れた人は、2時間以上は待たされそうです。

JetBlueのカスタマーケアにも電話していましたが、結局並んでいる間にはつながりませんでした。

とにかく急いで次の一手を打つことが大切ですね。

振り替え便のキャッシュバック

イースター休暇ということもあり、翌日の便は全て満席でした。

月曜日に到着してもしょうがないので、復路も含めてキャンセルしてもらいました。

マイルと手数料も全額返ってくるそうです。

数日後、半分しか返ってきてなかったので、電話で問い合わせをしたところ、残りの半分も返ってきました。

乗り遅れた便が全額戻ってきたので、丸儲けな気分です。

補償はあるのか？

天候不良の場合は補償はしないことになっているようです。

旅行先での予約がパーになったり、空港近くの宿泊費が必要になったりと、いくらか損はしましたが、その補償は行ってくれません。

とりあえずもうお金は使いたくなかったので、もう一度セキュリティゲートを抜け、ターミナルの床で仮眠を取った後は、ラウンジにもう一度入り、朝食を食べて帰りました。

ラウンジやセキュリティゲートは前日の航空チケットでもパスできることが多いです。

チェックイン荷物があって乗り遅れたケース

アメリカン航空で乗り遅れ

先月またしてもやらかしてしまいました。

マイルで予約した格安特典航空券です。東海岸からカリフォルニア行の便で往復2万マイルほどでした。（通常300ドル以上はかかります。）

基本的にこういう特典航空券は予約の変更が利きません。

朝8時の便で、チェックイン荷物があるのにゆったり空港に向かい、着いたのが7時20分でした。

出発45分前が期限とのことで、荷物を預けるには遅すぎたようです。
荷物を捨てなきゃいけないのかな・・・と困っていたら、他に開いている便が無いか探してくれました。

一つ遅い便が空きがあるので振り替えてくれるということです。

ダラスで乗り換えがあったので、ダラスからサンフランシスコの便も調べてくれ、どちらも空きがありそうだから振り替えてもいいよ、と言われました。

最終到着地のサンフランシスコ到着が2時間ほど遅くなりそうですが、荷物を捨てるよりはましです。

席を確保するには40ドル追加で必要だけど、このままスタンドバイ（直前に空きがあれば乗れる）にしても恐らく大丈夫と言われたので、追加料金は払いませんでした。

事情によってはダメ

帰りの便はダラスに夜着いて一泊し、朝７時発の乗り換えでした。

ホテルを予約しており、朝の便を遅らせたいと思ってダラスに着いてからカウンターに聞いてみました。
すると、マイルの特典航空券だから専用オンライン受付に電話してといわれました。

しかし電話してみると、安い特典航空券だから、変更するには300ドルかかる、とのことでした。

行きの便のように本当に遅れていけば変更できたのかもしれません。

次の日は時間に間に合ってしまったので、そのまま乗りました。

機材不良のケース

ユナイテッド航空の機材不良がらみで乗り遅れ

お次は悪名高いユナイテッド航空ですが、個人的にもなにかとトラブルが多い航空会社と思います。

この日は日本行きの乗り換えがシカゴ空港でした。

12時発の飛行機が中々出発しません。

機材に不具合があるので時間がかかりそうというアナウンスがありました。

しばらくすると、機材の変更の可能性が高いので、一旦飛行機から降りて待ってもいいし、その場合は荷物を全部持って降りて、搭乗口周辺で待機してくださいとのアナウンスに変わりました。

半分くらいの人は諦めて外に出ましたが、私は機内の方がゆったり座れて映画見れるので一時間ほどそこで待ちました。

最終的に全員降ろされ、しばらく飛行場で待つことになりました。

搭乗口で水やお菓子と10ドルの食事券がもらえたので、お土産を物色して時間をつぶしました。（プライオリティパスのラウンジでお腹はへってませんでした。プライオリティパスの価値を最大化する方法はこちら。）

乗客はみな搭乗口付近で待っていましたが、１時間、更に１時間と遅れていき、混んでいてギュウギュウなので、隣の搭乗口で待つことにしました。

搭乗が始まれば、アナウンスや人の動きで気づくだろうと考えたのが失敗でした。

たぶん４０分くらいした後だと思いますが、ふと不安になって搭乗口に戻ってみると、もうクローズしたとのこと。

飛行機はそこに見えてましたが、もう遅いからカスタマーデスクに行けと言われてしまいました。

アプリもダウンロードしていて、遅延になるたびにメッセージが来てたので、搭乗開始したらメッセージが来るだろうと早合点していたのも誤算でした。

振り替え＆ホテル＆食事券の大盤振る舞い

さすがに日本行きの長距離国際線なので、乗り遅れの振替は厳しいかな、、、と思いましたが、あっさり次の日の便にしてくれました。

アナウンスしてたのに、そこにいなかったのはあなた一人だけですよ！？などと小言を言われましたが、なんと振り替えてくれるだけでなく、シカゴ空港隣接の徒歩で行けるHiltonホテル（高級）にタダで泊めてくれ、$20の食事券までつけてくれる始末でした。

さすが機材不良は航空会社の責任とあって、大盤振る舞いです。
乗客を乗せる前に気づかないものなのかと、少々不安にはなりますが、、、汗

この夜は、シカゴ空港ヒルトンホテルから電車で40分程度のダウンタウンに行き、シカゴピザなどを楽しみました。シカゴの夜景って最高ですね。NYより全然いいと思います。

旅程が1日後ろ倒しになったので、帰りの便も1日延長させてくれと頼んでみましたが、それはダメでした。

ただ、振り替えてもらった翌日便は日本の夕方着で、それが一番早いという話でしたが、アプリから検索すると、サンフランシスコ経由で日本のお昼過ぎに着く便があったので勝手にアプリで変更できました。

チェックイン荷物が届かないいうトラブルも付随しましたが、とにかく日本に早く着けることができたので良かったです。

トラブル発生時に早く動いた人は、すぐにカスタマーデスクに電話して当日の便を確保したり、翌日に変更してホテル代タダの観光を長い時間楽しむなど、作戦次第だなーと考えさせられました。

税関のケース

税関通れず乗り遅れ

同じくユナイテッドで、日本行き機材不良の時の帰りの便で事件は起こりました。

帰りはワシントンDC経由で乗り換え時間は2時間と十分にあったはずでした。

到着は予定より5分遅れ程度と問題なかったのですが、ワシントン空港の税関で長蛇の列が出来ていました。日曜日だったので係員が少なかったのかもしれません。

周りの人も皆同じような乗り換え予定なので、列を飛ばして前に進ませてはくれません。

仕方ないので、カスタマーデスクに電話して事情を話したら、あっさり次の日の便に振り替えてくれました。１週間前に頼んだ時はダメだったのに、、、

やはり理由とタイミングが大事なようです。

一日ワシントンDCを観光できるのはいいとして、気になるのはホテル代です。
カスタマーデスクに電話を通してホテル代は出るのかダメ元で聞いたところ、空港にあるユナイテッドのデスクに聞けば何か融通を聞かせてくれるかもよ、との案内がありました。

今回のケースは航空会社に非が無いので、ホテルを手配してもらえないことは分かっていましたが、物は試しということで空港デスクに行ってみました。

「ホテル代が出ないことは分かっているけど、カスタマーデスクと電話したら空港デスクに行ってみてと言われたので、わざわざターミナル移動してここまで来たんです」といったことを切実に伝えたことが利いたのでしょうか。
ホテル代はでませんの一点張りだったデスク担当者が、上司に相談までしてくれました。
結局、上司判断でホテル代は出ませんでしたが、空港近くのホテル代が割引になるクーポンをくれました。

クーポンと言っても電話番号が書いてあるだけで、ディスカウントレートを案内してくれるだけです。
電話で確認すると、空港近くのHoliday Innが$70程度でした。
周辺のホテルをチェックしてみると、同等のホテルは全て$90以上必要だったので悪くは無いです。

でも結局、ホワイトハウス等があるダウンタウンを観光するのに不便だったので、関係ないAirbnbのホステルを$30程度で予約しました。