ロビンフッドでステーブルコインのUSDGを使い年利7%の運用する方法

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ロビンフッドの預金で高金利が獲得できるという記事を書いたことがありましたが、最近は金利が下がって3.6%になっていました。

それでも十分日本の金利に比べたら高いので、なるべく多くのドルを預けていましたが、さらに面白い商品が登場しました。

ステーブルコインUSDGを使ったRobinhood Earnで、現在なんと年利7%です!

株式のように価格が上がることを期待する投資ではなく、基本的に1USDG=1ドルを維持するステーブルコインを貸し出して利息を稼ぐ仕組みです。

普通のロビンフッド預金が現在3.6%なので、約2倍。

「7%も付くなら、何かリスクがある投資なのでは?」と思って仕組みを調べてみました。

結論から言うと、7%全部がハイリスク投資から生まれているわけではありません。

通常の預金等と同等の3~4%程度の金利に、USDGやRobinhood Earnを普及させるためのキャンペーン的な追加報酬が乗って、現在の約7%になっています。

ということで今がチャンスかもしれません。

ロビンフッド口座解説がまだの人は是非これを機にロビンフッドデビューしてみてください。

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目次

ロビンフッドでUSDGを年利7%で運用する方法

Robinhood Earnは、USDGという米ドル連動型のステーブルコインを購入し、それをDeFiのレンディングサービス「Morpho」を通じて貸し出すサービスです。

ロビンフッドのアプリ内でほぼ完結するので、DeFiを直接触ったことがない人でもかなり簡単に利用できます。

USDGとは?

USDG(Global Dollar)は米ドルステーブルコインです。

基本的には1USDG=1USDとなるように、米ドルや国債など、短期の安全性の高い準備資産で裏付けされています。

ビットコインのように1日で10%値上がりしたり値下がりしたりすることを狙うコインではなく、ドルそのものに近い価値を維持するための仮想通貨です。

Robinhood Earnでは、このUSDGを購入して貸し出します。

Robinhood Earnの始め方

  1. Robinhoodアプリを開く
  2. InvestmentまたはCrypto画面から「Earn」を選ぶ
  3. 「Lend」を選択
  4. 貸し出すUSDGの金額を入力
  5. 持っているUSDGがゼロなので購入して貸し出すことに同意する「Continue」を押す。手数料はゼロと表示
  6. Termを確認し、「Submit」を押す

基本的にロビンフッドアプリの案内に沿って進めていくだけです。

ロック期間も無く、いつでも出金リクエストできます。

Robinhood Earn公式説明はこちら

USDG年利7%はどれくらい高い?

まず比較してみましょう。

運用方法現在の利回り目安特徴
Robinhood Cash3.6%銀行へSweep・FDIC対象
米国短期国債約4.0~4.5%米国政府債券
ステーブルコインUSDT DeFi貸出約3.9%市場平均・報酬除く
ステーブルコインUSDC DeFi貸出約4.4%市場平均・報酬除く
ステーブルコインUSDG DeFi貸出約4.1%市場平均・報酬除く
Robinhood USDG Earn約7%レンディング+追加報酬

※利率は2026年10月時点。変動します。

ロビンフッドGoldの通常のCash金利は現在3.6%です。

例えば10,000ドルなら、

  • 通常Cash 3.6% → 年間約360ドル
  • USDG Earn 7% → 年間約700ドル

差額は年間340ドル。

これが毎年続くなら結構大きいです。

米国債と比較しても高い

2026年10月2日時点の米国財務省データでは、短期Treasury Billの投資利回りは13週物で約4.1%、26週物で約4.3%、52週物で約4.5%程度です。

ほぼリスクフリー資産とされる米国債でも4%台ありますが、7%はそれよりさらに2~3%高い水準です。

米国債投資のやり方については以前の記事でも紹介しています。

アメリカで高金利だから米国債を購入して投資した話はこちら

USDC・USDTと比較してもかなり高い

ステーブルコインならUSDG以外にも有名なUSDCやUSDTがあります。

ただし、USDCやUSDTを持っているだけで自動的に4%の利息が付くわけではありません。

AaveやMorphoなどのDeFiサービスに貸し出すことで金利を得ます。

DefiLlamaが集計する大手DeFiレンディング市場の2026年10月時点の平均的な供給金利は、

  • USDC 約4.35%
  • USDT 約3.87%
  • USDG 約4.07%

程度です。

つまり、USDGだから本来7%の金利が付くわけではありません。

普通にDeFi市場で貸し出した場合は、USDGもUSDCやUSDTと同じ4%前後です。

それなのにRobinhood Earnだけ7%。

この差額がどこから出てくるのかが一番面白いところです。

年利7%の金利はどこから出てくる?

最初は、

「7%も金利があるなら、原本割れの可能性がある高リスクな金融商品で運用されているのでは?」

と思いました。

調べてみると、高リスクというわけでもないようです

約3~4%はレンディング金利

Robinhood Earnに入れたUSDGは、MorphoというDeFiレンディングプロトコルを通して貸し出されます。

2026年10月現在、Robinhood向けのUSDG 貸出利率(NET APY)は約3.7%です。

USDGを借りる人が支払う金利が主な原資です。

借り手はUSDeなどの暗号資産を担保として入れ、USDGを借ります。

貸し出しによる利息が原資なら、貸し倒れリスクが気になるところですが、担保があるため基本的には返済不能になっても担保を差し押さえることにより、貸し手のリスクはかなり抑えられています。リスクが全くないわけではなく、担保が機能しなくなるレベルの仮想通貨市場の急変動があって差し押さえ不能になった場合に、貸し手側にリスクが及ぶ可能性は理論上存在します。

どれくらいのリスクかというと、通常利率が高い運用方法は高いリスクが付随しますが、この貸出金利は3.7%程度と、米国債に準ずる金利になっています。つまりは、リスク程度としては米国債程度であり、米国債デフォルトになる可能性と同等のリスクと捉える考え方もできます。逆に言えば、米国債程度の利率の運用方法で、米国債デフォルトよりも高いリスクがあるなら誰もその運用方法を選択しません。そのため、米国債より少し良い金利を実現するために、米国債より少しだけ高いリスクの運用を行っているということであり、この3.7%自体はそこまで心配する必要がないわけです。

残り約3%はキャンペーン的なボーナス

では7%から通常のレンディング利回り約3.7%を引いた、残り約3.3%は何でしょうか?

これは追加のインセンティブ報酬です。

Morphoの仕組みでは、通常の貸出金利とは別に、特定のVaultへ資金を集めるため「Reward Campaign」を設定できます。

Robinhood公式も、表示されるAPYには通常のVault rateだけでなく、追加のMorpho rewardsが含まれると説明しています。

言ってしまえば、商品を普及させるための広告費・キャンペーン費用に近い性格のお金です。

新しく作ったサービスに大量の資金を集めるため、通常より高い金利を付けてユーザーを呼び込んでいるわけです。

クレジットカードのサインアップボーナスや、新規銀行口座の開設ボーナスと似ていますね。

アメリカでは新サービスの客集めのために、とんでもなく大きいボーナスを付けることがよくあります。

私の大好物です。

ロビンフッドが3%分損しているの?

ただし、追加分の約3%を全部Robinhoodが自腹で赤字補填している、とまで考えるのは正確ではありません。

USDGには「Global Dollar Network」という仕組みがあり、USDGを普及させるRobinhoodなどのパートナーにも経済的な利益を還元する仕組みを採用しています。

つまりRobinhood側にも、USDGを普及させる経済的メリットがあります。

なので、

  • 約3~4% = Morphoで実際に貸し出して得る利息
  • 残り約3% = USDG・Robinhood Earnを普及させるための追加インセンティブ

と理解すると分かりやすいです。

「危険な商品に投資して7%稼いでいる」のではなく、「普通なら約4%の商品に期間限定のボーナスを上乗せして7%にしている」という理解に近いです。

Robinhood USDG Earnのメリット

通常のCash金利3.6%より圧倒的に高い

一番のメリットはこれです。

普通にロビンフッドへ現金を置いておけば3.6%。

USDG Earnなら現在7%。

10,000ドルなら年間340ドルの差になります。

元々ロビンフッドにドルを置いている人なら、かなり気になる差です。

米国債よりも高い

米国債でも現在4%台ですが、Robinhood Earnは約7%。

もちろん安全性は米国債の方が上ですが、利回り差はかなり大きいです。

USDC・USDT運用よりも高い

USDCやUSDTをDeFiで貸しても、現在の市場平均は約4%前後。

USDGだけ本来7%稼げるわけではありませんが、Robinhoodの追加キャンペーンがある間は他のステーブルコインより明らかに高い水準です。

デメリット・リスク

為替リスク

円からドルへ交換して投資する場合は当然ドル円の為替リスクがあります。7%利息をもらっても、それ以上円高になれば円換算ではマイナスです。

もともとドルで持っていて、将来もドルで使う予定のお金なら、このリスクはあまり気にする必要はありません。

銀行預金ではない

ここは重要です。

Robinhood Cashは提携銀行へSweepされ、条件を満たせばFDIC預金保険の対象になります。

一方Robinhood Earnは銀行預金ではありません。

USDG、Morphoのスマートコントラクト、担保資産、流動性などのリスクがあります。

Robinhoodはサイバー攻撃や一部のスマートコントラクト事故についてLloyd’s of Londonなどによる保険を用意していますが、全ての損失を保証するものではありません。

元本割れリスクはどれくらい?

ここが一番気になります。

ChatGPTにUSDG、Paxos、Morpho、担保、スマートコントラクト、流動性などのリスクを分解して期待損失を試算してもらいました。

Chat GPTの回答は、年間期待損失率を約0.5%と見積もりました。

これは「1年間に0.5%の確率で元本割れする」という意味ではありません。

事故が起こる確率と、事故が起こった時に失う金額を掛け合わせた「平均的な期待損失」を約0.5%と仮定したものです。

DeFiは歴史が短いため、統計的に「正確に0.5%」と証明できる数字ではありません。

あくまで投資判断のための目安です。

リスクを差し引いても期待値は高い

仮にこの期待損失0.5%を採用すると、

7.0% - 0.5% = リスク調整後期待利回り 約6.5%

となります。

Robinhood Cashの3.6%と比べると、

6.5% - 3.6% = 約+2.9%

期待値ではUSDG Earnの方がかなり高い計算です。

金額Cash 3.6%USDG 7%0.5%期待損失控除後期待値の差
$10,000$360$700約$650+約$290
$100,000$3,600$7,000約$6,500+約$2,900

期待値だけを最大化するなら、3.6%で寝かせているより7%へ移した方が合理的という計算になります。

ただし、期待値が高いことと「絶対安全」は全く別です。

非常に低い確率でも大きな損失が起こる可能性が嫌な人は、普通のCashや米国債と分散した方が安心でしょう。

金利が下がったらどうする?

7%が永遠に続くわけではありません。

Robinhood自身も「estimated 7% APY」としており、金利は変動します。

では、何%まで下がったら通常Cashへ戻すべきでしょうか?

期待損失を0.5%とするなら、

通常Cash 3.6% + リスク0.5% = 4.1%

が理論上の損益分岐点になります。

少し安全マージンを取って、4.2%程度を下回ったらUSDGを引き出してCashへ戻すという運用が分かりやすそうです。

定期的に金利を確認して、下がったら手動でWithdrawする必要があります。

まとめ

Robinhood Earnを調べてみましたが、思っていたより面白い商品でした。

  • USDGというドル連動ステーブルコインを利用
  • 現在の推定APYは約7%
  • Robinhood Cashの3.6%より約3.4%高い
  • 米国債や一般的なUSDC・USDTレンディングより高い
  • 通常の約3~4%はMorphoの貸出金利
  • 残り約3%はキャンペーン・インセンティブ的な追加報酬
  • 追加3%を稼ぐためにさらに危険な投資をしているわけではない
  • 銀行預金ではないのでUSDG・Morpho・スマートコントラクト等のリスクあり
  • ChatGPTによる中心ケースの年間期待損失は約0.5%と試算
  • その仮定ならリスク調整後期待利回りは約6.5%
  • 通常Cash 3.6%より期待値で約2.9%高い

個人的には、通常なら4%程度の運用商品に、現在だけ約3%のボーナスが乗って7%になっているというところが一番重要だと思います。

クレジットカードのサインアップボーナスと同じで、キャンペーンでお金を配ってくれている間はありがたく利用する。そして金利が4%台前半まで下がったら、普通のCashへ戻す。

こういう使い方が一番良さそうです!

7%をなめてはいけません。仮に未来永劫続くとして、10年で元金が2倍になります。3000万円突っ込んだら、30年後に1億2000万円になります。キャンペーン金利なので、すぐ終わる可能性は高いですが、短期間でも有利な金利で運用するのは大事です。

引き出しも即日可能なので、非常に便利です。

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参考リンク

※本記事は2026年10月時点の情報をもとに作成しています。Robinhood EarnのAPY、Morphoの貸出金利、追加報酬、米国債利回り等は随時変動します。また、本記事は特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断はご自身でお願いいたします。

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