アボカドおじさんは駐在の立場を利用してアメリカでマリオット系列に数百回泊まりました。
ライフタイムプラチナステータスもゲットしています。
おかげさまでマリオット系列のホテルには人一倍詳しくなりましたので、ステータスをUPする裏技などを含め解説していきます。
1泊10万円以上の宿にたったの5万ポイントで宿泊出来たりと、ホテルポイントは使い方次第でかなり得できます。
アメリカおすすめホテルチェーン特徴
駐在員であれば出張の際などに大手ホテルチェーンを利用することが多いですが、大体3大ホテルチェーンのホテルを使うケースが多いです。
ステータスを獲得すれば、日本で利用する時も様々なベネフィットを利用できます。
ホテル数の多さ順に日本で展開するブランドも紹介していきます。
3大ホテルチェーン(マリオット・ヒルトン・IHG)+ ハイアット
・マリオット・ボンヴォイ(Marriott Bonvoy)グループ
ホテル数は全米No.1でマリオットグループのホテルが無い街はほとんどなく、ステータスがあれば旅行の際にも便利です。
日本では40カ所以上、リッツカールトン、シェラトン、ウェスティン、ザ・プリンスなどもグループに含まれます。
・ヒルトン(Hilton)グループ
マリオットに次ぐホテル数の多さで、ヒルトン派の同僚も良く見かけます。個人的にチョコチップクッキーがもらえるダブルツリーが好みですです。
日本では20カ所程度、東京・大阪にあるコンラッドなどもグループに含まれます。成田空港にヒルトンがあって便利です。
・IHGグループ
アメリカでは、Holiday Innが多くの街に展開されており、マリオット、ヒルトンに比べそこそこ安いケースが多いです。
日本ではANA/インターコンチネンタルホテルが主要都市にあるので、ポイントを貯めて日本の高級ホテルを満喫するのも悪くないです。
仕事で使うホテルを自分で選べるなら、この3つの内どのホテルのポイントを貯めるのか悩みどころです。
私はアメリカで最も多く展開していて、利用頻度が高いと思ったのでマリオットをメインに使うことにしました。
3つとも会員になっており、どれもそこそこポイントが貯まっています。街によってはマリオット以外がお得な時があるからです。
ステータスのメリットや裏技などを考慮すると、メインをマリオットに選択して良かったと思います。
・ハイアットグループ
上級会員になるのは難しいが、その分手厚いサービスが人気のハイアットグループは、全米のどんなとこにもあるホテルというわけではないけど、隠れファンの駐在員が多くいます。
詳しい解説や裏技など、ハイアットの記事を参考にしてみてください!
ステータス獲得のメリット(マリオット)
メインで選択しているマリオットのメリットを解説しますが、ステータス獲得のメリットはどのホテルチェーンも似ています。他のホテルの会員の方も参考にしてみてください。
・ステータスボーナスポイント
宿泊費など、マリオットグループ施設での利用$1に対して通常10P付与されますが、ステータスに応じてボーナスが加算されます。
(ゴールド25%、プラチナ50%、チタニウム75%)
$100の宿に20泊した場合、通常20,000ポイント付きますが、プラチナなら50%の10,000ポイントが追加で合計30,000Pになります。
(Element, Residence Inn, Towneplace Suitesは半分の15,000P)
・ルームアップグレード
部屋がアップグレードされる確率が高くなります。
プラチナ以上になると、ステータス到達ギフトとして、Suite Night Awardsの付与を選択することができ、事前にルームアップグレードリクエストが出来るようになります。これまで何件かリクエストしましたが、事前にアップグレードが確定したのは半分くらいでした。
・レイトチェックアウト
(ゴールドで2PM、プラチナ以上で4PM)
<プラチナ以上>
・朝食もしくはウェルカムギフトポイント
朝食不要な場合は、500-1000ポイントと交換できます。
ヒルトンではアメックスプラチナの特典でゴールドステータスが獲得でき、朝食無料特典を利用できるのに対し、マリオットではゴールドステータスで朝食が付きません。この違いは大きいので、マリオットのステータスをプラチナまで上げる価値があると考えています。
・ラウンジアクセス
ラウンジがあるホテル(マリオット・シェラトン・JWマリオットなど)ではラウンジに入室できます。朝食だけでなく、夜も軽食+デザートが出ることが多く、レストラン代を節約できます。アルコール類も飲み放題です。
・Annual Choice Benefit
プラチナとチタニウム到達時点でそれぞれボーナスギフトが用意されています。
おすすめはプラチナで5 night credit(宿泊実績のこと。5泊追加で宿泊したことになります。)を選択してチタニウムまであと20泊とし、チタニウムでFree Night Award(40000p相当)を選択することです。
・United Mileage Program Silver Status
チタン以上のステータスになると、ユナイテッド航空のシルバーステータスを得ることが出来ます。
エコノミープラスにアップグレードできるのは嬉しいです。
ビジネス/ファーストクラスにもアップグレードされる可能性があり、確率は低いだろうなと思っていたのですが、先日ファーストクラスへアップグレードされました!
日本から帰米のユナイテッド国内線乗り換えでファーストクラスにアップグレードしてもらえました!
アメックスプラチナを持ってるだけで手に入ったスターアライアンスシルバーステータスのおかげ⁉️短距離なので大したサービスではないものの、悪い気はしないです😌 pic.twitter.com/lovRO5QFVd
— アボカドおじさん (@Duce13792396) January 19, 2021
↑のツイートの時点では、アメプラのおかげだと思ってましたが、本当はマリオットチタンのおかげでした。
・その他
Enhanced InternetやRoom Type 保証などもありますが、重要度は低いです。
ホテル系クレジットカード
クレジットカードを作ることでポイントを大量に貯めたり、ステータスを獲得したり、無料宿泊券を貰えたりします。
メインで使うホテルのクレジットカードは持っておいて損はありません!
クレジットカード作成のメリット
マリオット・ボンヴォイグループの場合、Chase 発行(年会費なし・あり2種類)とAmex発行(個人とビジネスで2種類)あります。
Chaseの年会費無料のBoldと、年会費$95のBoundlessを比べると、サインアップボーナスが45000ポイント違います。45000Pあれば、一泊$95程度のホテルに2-3泊予約することができます。よって年会費無料カードはおすすめしません。
Chase Boundlessは紹介コード利用の場合、増量中につき、125000Pもらえます!(2024年9月増量しました!!) さらに無料宿泊券の場合、15000P までしかポイント使用を追加できませんが、チェースなら丸々125000Pのホテルまで使えますし、手持ちの追加も可能です。
新たにChase Bountifulも追加されています。サインアップボーナスが85000Pです。
Amex Brilliantは年会費が$450と高いですが、仕事などでマリオットを使うことが確定している場合は、宿泊費として支払った分から$300キャッシュバックされて領収証には記載されないので、年会費が$150しかかからないと考えると、他のカード並みです。アメックスプラチナを持っていない方はプライオリティパスなどが付帯するので、魅力的と思います。その他、リッツカールトンで使えるクレジットなど、特典が充実しているので、年会費が大丈夫であればおすすめです。
アメックスビジネスMarriott Bonvoyはチェース5枚/24ヶ月ルールに抵触しないので、チェースのクレジットカード発行予定の人はこちらがいいかもしれません。こちらも今ならボーナス増量中で5泊無料なのでおすすめですよ!ビジネスカードについての解説はこちら。
新たにAmex Bevyも追加されています。
チェースの5枚24ヶ月ルールを考慮すると、チェースを優先的に作るべきと思います。詳しくは、アメリカ全クレジットカードのおすすめ発行順序の記事で。
チェースのサインアップボーナスを貰ったら2年間アメックスのサインアップボーナスは対象外になるというルールがあります。複数のカードを申請する場合は規約をよく読んで注意しましょう。
15Night Creditsも1アカウントにつき1回までと書いてあります。
しかし、私の場合は、2017年にChase Boundlessを作成し、2020年に家族の名義でAmex Business Bonvoy Marriottカードを作成して私のマリオットアカウントを紐付けたところ、両方のサインアップボーナスと、30Night Creditsが貰えています。
どうやら、マリオットの宿泊実績ボーナスは、パーソナルとビジネスのクレジットカードにそれぞれ貰えるようです。
もらえない場合は、申し込みの際にポップアップウィンドウが出て、ボーナスが貰えないというワーニングが出るので、それが無ければ貰えると考えてよいと思います。
ポイント獲得目安
マリオットクレジットカードを発行してポイントを貯めた場合、
・$100の宿に20泊(プラチナステータス)
+通常宿泊ポイント=30000ポイント
+ウェルカムギフトポイント500×20泊 = 10000 (1000P貰えることも多いけど、朝食として利用することもあるので平均500Pとしました。)
+クレジットカードMarriott spend 2000×6P=12000
+クレジットカードサインアップボーナス75000P
=合計127000ポイントが一気に貯まります!
ホテル系リワードプログラム活用ガイド
貯まったポイントをどのように使うのが一番お得なのかを紹介していきます。
リワードポイントのお得な使い方
・リッツカールトン/ Ritz Carltonに宿泊する
アメリカ顧客満足度5年連続No.1のRitz Carltonは、サービス業種企業の研修の場として活用されるほど、定評あるホテルです。
30000Pから宿泊できて、最上級の体験を満喫できます。
一泊で数百ドルするホテルに利用するのが高いとみるか安いかは人それぞれですが、私の場合ポイント利用でもない限り一生経験しなかっただろうなと考えると、一度くらいは味わってみて良かったです。
ビーチリゾートのリッツカールトンを利用したときのことです。
ウェルカムギフトで肉と魚と野菜それぞれに合わせる各種の高級な塩がもらえました。
レンジャーがトレッキングツアーを開催していてウミガメの巣を見せてもらえました。
夜は巨大な望遠鏡を使って天体観測が出来、初めて土星の輪をくっきりとみることが出来ました。双子の恒星という存在も初めて知りました。
有名な観光都市ではなく何の変哲もない田舎町でしたが、工夫したいでここまで顧客体験を高めることが出来るのだと実感し、感動的な旅になりました。
ちなみにポイント利用で5泊すると1泊分が無料となる特典があるので、このような高いホテルで活用するとお得度が大きいです。
・人気シーズンの割増料金時にお得に使う
例えばManhattan タイムズスクエアのマリオットホテルは12月31日は1000ドル以上に跳ね上がります。
一年前の予約開始のタイミングなら空きがあります。ニューイヤーの紙吹雪が目の前で見れるNew York Marriott Marquisに60000ポイントで泊まることが出来ます。
・普段利用で最小限のポイント利用する
一泊$100程度の宿に安いときは5000ポイント、通常でも15000ポイント程度で泊まることが出来ます。
この方法なら貯めたポイントを使って無駄なく節約できます。
逆に$200くらいの宿に3-40000使わなければいけないときは、私は他のホテルやAirBnBを探すことにしています。
・ホテルレストラン利用時は、ルームチャージにする。
ルームチャージにしてチェックアウト時払いにすれば、ステータスに応じてボーナスポイントが貰えます。その場でカード払いしてしまうとそのポイントが貰えないので注意しましょう。
詳しくは以下記事を参考にしてください。
ステータス維持の裏技
最後にステータスを維持するための裏技を紹介します。
カテゴリー1のホテルならオフピークなら一泊5000ポイントで泊まれます。
カテゴリー1のホテルはホテルディレクトリーから探してください。フィルターを使いCategory 1で絞ると出てきます。
全世界で267カ所、北米で41カ所(2021年1月現在)あります。
オフピークの日程はホテルによってことなるので、FLEXIBLEで探すと見つかりやすいです。
例えば、この探し方で、ミシシッピ州ジャクソンという街にあるCOURTYARD JACKSON RIDGELANDというホテルは、10%ポイントセールもあり、5泊で18000ポイントで泊まれます。
あと5泊でステータスがアップするというとき、チタニウムなら40000ポイントの無料宿泊券が発行できるので、お釣りが来ます。
ホテルでチェックインをしなければNo Showとしてキャンセルされてしまう可能性があります。
私の場合、ホテルフロントに電話して、宿泊実績が欲しいだけだからと事情を説明したら、そういうリクエストに慣れているのか、了承してくれました。担当者次第かもしれませんのでご注意ください。
ミシシッピ州ジャクソンはブルースやジャズで有名ですが、廃れ具合と治安はやや不安な都市です。マリオット系のホテルに泊まっている限りはセキュリティ面は安心ですが、もし実際にここで宿泊するなら、出歩く際は注意してください。
まとめ
2019年はチタニウムを獲得しましたが、お金を払って宿泊したのは35泊だけです。
クレカの15泊Night Credit, Annual choiceで5泊、裏技含むポイント利用で20泊して75泊の実績を達成しました。
宿泊ポイントが増額になることを考えれば、裏技を使ってステータス維持するメリットはあるので試してみてください!
<その他リンク>
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